『Luna drop』のはじまりは、私が2003年にオープンした『Cafe drop』にあります。


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『Cafe drop』と私

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20年前。シングルマザーで、会社員だった私は、目のまわるような毎日を過ごしていました。

ほっとできる唯一の時間は子どもが眠ったあと。
紅茶を丁寧にいれて、本を読むひととき。

そうするうち、紅茶への興味が高まり、いろんな紅茶屋さんへ出かけたり、本やセミナーで勉強したりするようになりました。インテリアの仕事も少ししていたので、紅茶と空間のどちらも、楽しめるような場所を持ちたいと考えるように・・・。

「夢は近づけば近づくほど、それは遠ざかる」
私がお店を持つと決意してから、叶うまでの5年間で思い至ったことです。

勉強や準備を進めれば、状況は整っていきますが、
改めて知らなかったことや必要なことが、はっきりとしてくるのです。

当初、紅茶にあわせて提供するお菓子は、製菓店から仕入れればいいかなと考えていました。でも、毎日の気分で飲みたいお茶も違うし、お菓子も日替わりにした方が喜んでもらえるんじゃないかと考えるように。何より、自分で手作りするべきだと感じました。場所も通勤に無理がないようにと地元で探し始めましたが、果たして自分の思い描くお店が、このロケーションに馴染むのかと違和感も。そんな理由から、お菓子など作ったことなかった私が製菓学校へ入学したり、ここだと思える物件にたどり着くまでの半年間、いろんな街を歩きまわりました。

飲食店で働く経験もしておきたかったので、ファーストフードから個人経営の店、百貨店のカフェや老舗レストランの経理など、時には掛け持ちでアルバイトをしました。この時の経験は実務だけでなく、精神的にも鍛えられ、本当に頑張ってよかったと今でも思います。

機が熟したのでしょうか。ある時から、素晴らしいご縁やチャンスに恵まれるようになり、いろんな方のお力をいただいて、お店をオープンすることができました。

お店の名前は“drop”。西洋では、お茶会の時、ポットのお茶の最後の1滴を“ベストドロップ”と言って、その日の主賓に注がれるそうです。私も最後の1滴までお茶を味わっていただきたい、そんな想いで“drop”と名づけました。

2003年、6月の雨の日、dropははじまりました。


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カフェを営みながら、占いも。『Luna drop』の誕生!

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オープンから3年が経った頃、ひょんなことから、占星術を勉強するようになりました。

dropを始めた当初からお客様とのおしゃべりの中で、悩みやご相談をうかがうことが多かったのです。

カフェの店主として、お客様のお話に耳を傾ける、あるいは私の経験からできるアドバイスをするだけでもよかったのかもしれません。しかし、私自身それまで生きてきた中で、さまざまな出来事があり、自分の意志や頑張りだけではどうしようもできないことや逆に窮地に救いの手が差し伸べられたことなど、一見不思議と思われることには何かからくりがあるのではないかと感じていました。そのあたりを学ぶことで、お客様のお役に立てるのではないかと思ったのです。

もうひとつ理由があります。その頃、娘も高校生となり、難しい年頃になっていました。どうしても仕事優先になってしまう私は、家に居る時間も短くて、娘に対して負い目を感じていました。時間の量ではなく質でどんな関わり合い方をすれば、娘の気持ちに寄り添えるのか。そして、大人になっていく彼女を客観的に、ひとりの人間としてどんな人物なのかを、知っておきたいと考えはじめていました。

そんなある日、あるお客様が占い師であることがわかり、占星術を教えていただくことになったのです。その方に1年半ほど手ほどきを受けた後は、決まったスクールに通うこともなく、独学しながら、単発の講座に参加したり、占い師の方々のブログを毎日ノートに取りました。

当時、通った講座はすべて東京で、年に数回、お店を休んで上京するのですから本当に必死です。ちゃんと血となり肉とならなければ、くたびれもうけになってしまいます。そんな東京での勉強会は、いろんな方々との出会いがあり、励みになったり刺激になったり、貴重な宝物のような経験でした。

現在は地元で素晴らしい占いの先生とのご縁をいただき、さらに学ばせていただいております。占星術・タロット・手相と占術も広がりましたが、どれも奥が深く、学べば学ぶほど知りたいことが増えるのです。これにはきっと終わりはないのですね・・・。

占いをはじめた頃は、ふたつの異なるサービス提供をすることに不安もありましたが、どちらもかけがえのない大切な仕事として併業してきました。

カフェも、占いも、お客様にとって・・・くつろぎの場であり、心の整理する場であり、エネルギーチャージできる場でありたいと思って。


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『Cafe drop』閉店。『Luna drop』として、さらなる一歩を

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2014年12月25日で『Cafe drop』は閉店いたしました。
2015年4月より、『Luna drop』としてはじめます。

カフェで人気のあったお茶やお菓子を味わっていただきながら、
ゆっくりお話を聞くスタイルを大切にしています。

その方らしさを取り戻し、元気をチャージして未来を描いていただきたい・・・
ミーティングのようなリーディングをめざしています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。